マボロシの駄菓子 

キャラメル横丁 -> マボロシの駄菓子<ギュウヒって何だろう?>
駄菓子の歴史の中で、原材料の減少、衛生法の強化、流行の変遷など様々な理由でなくなっていった駄菓子。
数少ない証言や資料をもとに、昭和史の風俗を覗き見たい。

その1 ギュウヒってなんだろう? その2 ニッキ貝って知ってる?
その3 謎が謎めくどりこ飴? その4 養老サイダーの真実

★その1 ギュウヒって何だろう?★


ギュウヒは求肥と書きます。もちろん、この名前のままの駄菓子はまずありません。一般に餅菓子は求肥が原料。現在発売しているこざくら餅なども求肥の系統です。しかし、過去、型抜き求肥と呼ばれるモノがあったとか。型抜き求肥は、水あめを煮込み、メリケン粉(もしくは寒梅粉)を入れて練り、平らに延ばして、ものによってはさらし餡を入れて型で抜いたもの。

昭和26年に創業した堀田製菓(マルホ)は、昭和32年ころまで型抜き求肥メーカーだった。その中のいくつかのパッケージ(ボックスアート)を見てみよう。

型抜き求肥

 
 

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●マルホのさくらもち
たぶん、長方形だったと思われる求肥。子供たちにはガムのかわりのように食べられていたらしい。「ほんとにおいしい」のコピーが泣かせる。1個1円売り。

●フレンド
愛くるしい子供たちのイラストが微笑ましい。求肥がどんなカタチだったか今ではわからないとか。1個5円売りだ。

●柿のお菓子
柿のかたちで中にこし餡が入っていた。

●くり餅
名前は「くり餅」なのに中には栗、柿、松茸の秋の味覚3種が入っていた。(オイオイ)香料で微妙に味が違う。

高級求肥



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●あんず餅
あんず味の求肥。銘菓とうたい、「召しませ」のコピーが高級感を醸し出している。1箱60個中15個当たりが入っている。

●マルホのお菓子
究極の高級駄菓子。普通の求肥は安い麦芽あめを使っているがこれは高級なデンプンのさらしあめを使用。中の餡も高級な白餡を使っている。円柱形で「切梅」とも呼ばれた。

当てもん求肥





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●花見もち、ニューさくら餅
花見もち、ニューさくら餅などは当てもん求肥。2等の景品「森永」は、森永製菓の見切り品を安く買い受け、景品にしたモノ。当時の子供たちは、大手メーカーの森永製品を安く買える(当たればのハナシだが)ということで人気だったとか。

●柿連続
柿のお菓子と似ているが別モノ。小さいヨウジの先には1箱に5本ほど食紅で色がついたアタリがある。当たるともう1本、もう1本と連続で食べられたので「柿連続」。この頃から求肥と当てもんが組み合わされていく。

●なかよしもち
最近、著作権問題で話題を集めたキューピーをデザイン。キューピーは時代を越えた人気モノだ。

その1 ギュウヒってなんだろう? その2 ニッキ貝って知ってる?
その3 謎が謎めくどりこ飴? その4 養老サイダーの真実


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横丁
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