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[連載12回]
その1 ポテトフライ・ピザ
まる〜くて、ギザギザしてて、バリバリ食べる”ポテトフライ”
もちろん、駄菓子の方の”ポテトフライ”
知らない方はキャラメル横丁でチェックしよう。
これをピザにしませう。
はいピザソース塗って〜はいチーズのっけて〜
あれば、いや、のれば、ピーマンでもマッシュルームでも
のっけて〜はいオーブントースターに入れて〜チンッ。
はい、出来上がり。美味しいですよ〜。
え?普通のピザトーストにした方が良いって?
そりゃそうさ。しかぁ〜し、駄菓子ファンなら
改造して食すのも、そしてチャレンジ精神も大事だ(自己流)
私の母のように「何バカな事してるのっ!そのまま食べなさいっ!」
などというような、つまらん大人になるのは止めましょう。
その2 駄菓子の名前
店番以外にも手伝いをした事がある。検品だ。
買取る商品を何が何個〜とやる仕事。
たいていお客さんがいる時間に問屋のワゴン車が到着。
入荷商品が決まると、それを読み上げ数える。
しかしそれがどうしても恥しく、笑いをこらえながらするのだ。
「ど〜ん太郎、、、」大好きな駄菓子のひとつだが、
この名前、なぜか読むのが恥しかった。
ど〜んと太郎さんが出てくる想像をしたのがいけなかったのだろう。
キャベツの顔の太郎さん、伸されたイカ顔の太郎さん、、、
なんでこんなに太郎さんが多いんだいっ。
しかも、想像しやすい名前だ。
子供の豊かな想像力を使って笑いをとろうとしたネーミング。
そうとしか思えない。
その3 シガレット系駄菓子禁止令
”シガレットチョコ”だの”ココアシガレット”は
子供にとっては興味のある、そそられる駄菓子だ。
煙草を吸うマネをするのは当たり前。
そして、それを見て親は「全くこの子は」的な顔をする。
煙草なんて吸うもんじゃないよっと怒鳴る母。
ふん、お父ちゃんは吸ってるやんか。女は別よっと反撃する母。
けっ、なんでぇいっ。反抗期並にツッパル私。
お菓子だって言うのにむきになる母を見て、腹を立てた私は
シガレット菓子を煙草風に持ち、近所を歩いた(この辺が子供らしい)
帰宅すると禁止令はすぐに出た。なんと近所のおばさんが
本物の煙草を吸ってると勘違いして、母にチクったのだ。
ふむふむ、私ってばそんなに様になってたのか。
禁止令は出たが、満足だった。
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[連載13回]
その1 瓦 割
ミルクせんべいに梅ジャムをぬって食べるのが大好きな弟。
ぬって重ねてを繰り返しミルクせんべいを重ね上げる。
一生懸命イソイソと製作中。それを見守る姉。
完成と同時に体を反らし梅ジャムの袋をゴミ箱に捨てる弟。
それを待ってた姉は、この時を逃すまいと行動に出る。
「ていやぁ〜瓦割っ!!」パシッと真っ二つのせんべい。
喜ぶ姉に泣きそうな弟。楽しいヒトトキだ。
バチンッ!!・・・・痛っ
母上に頭かちわられました。強敵を忘れてました。
まったくあんたって子は〜と言いながら
私の割ったミルクせんべいを食べ出した母上。
マジ泣きの弟に蹴られた母上は自業自得だ。
その2 挑 戦
子供は何でもチャレンジしたくなるものだ。
「日本一ながーいチョコ」という駄菓子。
どうやら子供の私達に挑戦しているようだ。
本当に日本一なんかね?と疑う子供。
なら私達でコレに勝ってやろうじゃないかと。
コレを10本ほど用意して全て開封しカーペットに並べた。
試行錯誤し考え抜いたのは凧糸で縛ること。ほい、完成。
ぷっ何だ簡単に日本一になれるんだ。
チョコで黒くなったカーペット掃除をさせられ
おっかない母上と父上に怒られ、疲れきる子供4人。
『日本一になると大変なんだね。もういいや』
そーいうわけで一般市民やってます。
その3 プチプリンのお姉さん
たまぁ〜にだが、数分だけの店番を頼まれる事があった。
2人の中学生が来た。ちっ、女の人か、、、だからと言って
追い出す事はできない。お客様は神様です、なのだ。
お姉さん達は300円分くらい買った。
「お譲ちゃんエライねぇ〜。はい、おだちん♪」
なんと、プチプリンを1個貰ってしまった。
しかも私の好物ときたもんだ。
とりあえずお礼も言わずに、ちっ女かと思った自分を恥じた。
反省の後に思い付いたのが、祖母がよくオマケにつけてた5円チョコ。
それを、ポリ容器の中から急いで出し、
「はい、これ、、、。」照れ屋でもないくせに口ごもる私。
「わぁ、ありがとう♪じゃあねぇ〜」と笑顔を振り撒いて出て行く
お姉さん。
あの笑顔、例えるならプチプリンのようでした。
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[連載14回] 買い溜め
夏に近づくと大好きなチョコ菓子が次々と消えて行く。
溶けるからという理由で店からどんどん消えて行く。
クーラーガンガンにすればと言ってもガンガン消えて行く。
さあチョコ菓子の買い溜め時期が来ました。
食べれない時期用にチョコ菓子を買い溜めする。
小遣い全額がチョコ菓子に変わる。
他の駄菓子が食べたい時は母上に頭を下げればいい。
なんてったってチョコ菓子は暫しお別れなのだから。
なのに手元のチョコ菓子は減りが早い。
母上に取られ兄弟に取られ自分でも食べちゃって。
あぁ最後の1個。まだ夏は長いのに。
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[連載15回] 沈 黙
『フルーツの森』を食べると沈黙してしまう。
グミのような餅のような面白い感触で
なんと受け皿まで召し上がれるという駄菓子。
それらをアレコレと考えてしまう。
何故に皿までをも食せるようにしたのか。
この感触は一体何なんだろうか。
真剣に悩む必要もないが、沈黙して考えてしまう。
ある日、父上の横でおしゃべりを一方的にしていたとき
「ほれ、やる」とフルーツの森を差し出された。
あんらめずらしぃ。どしたの?
「コレ食うと黙るんだろ?」
・・・父上、ソレなんか違う。
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[連載16回] 怨 念
10年以上経っても恨んでいる駄菓子がある。
ヨーグル、君のことだよ。
確かにとても美味しいさ。大好きさ。
でもさ、なんで君はそんなに食べにくい容器に入っているんだい?
小さな木のスプーンは意味ないじゃないか。
手ですくい出さないとキレイに食べれないのはどうかと。
そしてそれは定着して習慣になり癖となって大人になっても残るのだよ。
君のせいで恋する乙女は撃沈さ。
「おまえ、汚ねぇな」って言われちゃったよ。
ヨーグルよ、2度と人前で食わねぇからな。
(もう2度と食べないと言えないのが悔しい)
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