キャラメル横丁 -> 北名古屋市(旧・師勝町)歴史民俗資料館 企画展

その5 北名古屋市歴史民俗資料館<昭和日常博物館>にて年3回開催される企画展をご紹介するコーナーです。

懐かしさのチカラ
昭和日常博物館の新たな試み―回想法と高齢者と博物館―

  
平成14年11月1日〜平成15年1月30日 9:00-17:00 入場無料
休館日:月曜日、第3日曜日、月末日、年末年始、特別整理期間

歴史民俗資料館を訪れた人がまず口にする言葉は「懐かしい」です。館内には常時、戦後から昭和30年代にかけて、人々が日常的に使っていた生活道具がところ狭しと展示されているからです。
そして、これらの懐かしいモノたちは、見る人を郷愁を誘い、むかしの楽しかったこと、辛かったことなどの記憶を呼び覚ましてくれるだけでなく、その当時の元気まで取り戻してくれるような気がします。
今回の企画展では、そんな「懐かしさ」がもっているチカラともいえる効用を探り、むかしのことを思い出して語り合う「回想法」について紹介しています。






回想法で記憶力・集中力を改善
私たちは本能的に、若いときのことを思い出し語ることが、脳の活性化を促すことを知っていました。福祉や介護の現場では、それは「回想法」という心理療法のひとつとして、軽い物忘れのある人の記憶力や集中力の改善に使われています。
その科学的な裏づけが、昨年秋、国立療養所中部病院の内科医長・遠藤英俊氏のグループの研究で明らかになりました。回想法が、高齢者の脳の活性化や情緒安定化に有効であることが、科学的に証明されたのです。

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回想法と師勝町
  
師勝町と歴史民俗資料館では、遠藤氏や作業療法士・来島修志氏、(株)シルバーチャンネルとともに、資料館・福祉・医療の連携による痴呆ケアの取り組みを行うことになりました。昨年から、総合福祉センター「もえの丘」が中心となり、資料館、旧加藤家住宅などを活用して、大々的に回想法が実施されています。
同様の試みは福祉先進国であるイギリスの博物館でも行われており、回想法キットの製作・貸出が行われているそうです。師勝町歴史民俗資料館でもそれに習い、資料館所蔵の懐かしい生活道具や玩具などキットにして貸し出しを始めました。

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戦前・戦中の子どもたちが学んだ教科書、当時の弁当箱や水筒など


戦後から昭和40年頃まで、子どもたちのおもちゃは駄菓子屋さんで売られていた

    

ブリキ製のおもちゃ
男の子たちの人気は、飛行機や自動車など。アトムが生まれたのは昭和26年のこと(光文社・月刊『少年』)でした。

懐かしいおもちゃや生活道具が、回想キットの中味です。



昭和30年代の居間(↑)と食堂(→)


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懐かしさのチカラ

子どもの時のことや苦労した時のことを話してくれる
おじいいちゃんやおばんちゃんの顔は、とても生き生きしています。
話を聞いてあげることが、人生の大先輩たちに対する何よりの
いたわりと癒しなのです。
それが私たち後輩の使命であり、勉強でもあります。



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【シンポジウム】
テーマ「時をつなぐ、人をつなぐ、地球をつなぐ」
日時平成15年1月26日(日)13:30-16:30
○会場;師勝町民総合体育館(2階)町民ホール
○基調講演;回想と人生
   野村豊子先生(岩手県立大学社会福祉学部福祉臨床学科教授)
○ビデオ上映
○パネルディスカッション

   遠藤英俊氏 他


●旧加藤家住宅の公開  1/25(土)〜26(日)10:00-16:00

資料提供・問い合わせ先;北名古屋市(旧・師勝町)歴史民俗資料館 昭和日常博物館
〒481‐858 愛知県北名古屋市熊之庄御榊53  TEL 0568-25-3600



キャラメル横丁 -> 北名古屋市(旧・師勝町)歴史民俗資料館 企画展



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