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キャラメル横丁 -> 突撃メーカーさんPart1<第4回>マルタ食品

突撃メーカーさん(Part1)


第4回
マルタ食品(株)  名古屋市西区押切2-1-17


駄菓子メーカーの中には豊富な種類のアイデア駄菓子を作っているところもあります。マルタ食品は自社オリジナルのこんぺい糖を使ったお菓子をメインに30種類以上の駄菓子を生産しているメーカーです。

テレビ『ズームイン朝』でも紹介されたマルタ食品の稲葉社長を訪ねました。



●おもしろお菓子が楽しい

社長:「うちは戦後まもなく先代社長(現・会長)が創業して、昭和25年に会社組織にしました。最初からこんぺい糖の製造販売を行っていまして、昭和35年に粉末ジュース、昭和59年にチョコレート関係のお菓子と、取り扱い商品を増やして、現在では約30種類くらいの商品を作っています。現在では、こんぱい糖とともに、“おもしろお菓子”と呼ぶ時代のニーズに合ったアイデアお菓子をどんどん作っています。ファンシーキャンディなどが流行った時には、そういったガラス瓶に入ったかわいい雑貨屋さんに並んでいるようなものも作っていました。その後、現在のおもしろお菓子の系統になってるかな。」
キャラメル記者(以降キャラ):「今、人気の商品というとどんなものがありますか?」
社長:「作りながら食べるお菓子が人気ありますね。うちの場合、粉末ジュースの技術がありますから、水を加えて練って食べるというものがウケてますよ。この“ねりっちょソフト”は、中に粉末とコーンが4つ、それにスプーンが入っていて、ソフトクリーム状のものを自分で作れるんです。新商品として発売したばかりなのが“くまさんチョコ”。テディベアって流行ってますでしょ。そんなくまの形をしたビスケット(プレーンとチョコの2色)をチョコにつけて食べるんです。パッケージのイラストはかわいくなりすぎちゃって中と似てないんですけどね。」

●職人技の極地?こんぺい糖の作り方

キャラ:
「こんぺい糖の作り方って独特なんですよね?」
社長:「特殊な釜が必要ですからね。傾斜装置付き直火式回転釜とでもいうのかな。こんぺい糖の語源はポルトガル語のコンフェイトから来てるんですよ。信長とかの時代に日本に入ってきたのかな。戦後すぐの物がない時代に流行って、昭和35年くらいまでが一番ブームでしたね。こんぺい糖は、カクザラメに沸騰させたグラニュー糖液をず〜っと回しながらかけていって、1週間かけて結晶を作るんですよ。ザラメがころがっているところにグラニュー糖液がつくと、つきやすいところとつきにくいところができてだんだん変形してくるんです。お互いもぶつかりあうからそれがトゲトゲになっていくんですね。微妙な速度で回すことが必要で、回転が早すぎると丸くなっちゃうんです。現在は機械で温度を一定に保つことができますが、昔は職人の勘だけが頼りでした。1週間昼夜を問わず回しっぱなしというわけじゃなくて、ちゃんと夜は止めますよ。次の朝にまたそこから始めて、1週間でやっと商品の大きさになります。全国でもこんぺい糖の製造メーカーは7社くらいのはずです。ウチは、自社独自で設計した8台の釜で駄菓子の“夜空の星”以外にもひなまつりなどに向けた袋モノのこんぺい糖なども作っています。」

傾斜装置付き直火式回転釜
グラニュー糖液をかけ続ける

釜には様々な色のこんぺい糖が

暑い中でがんばる職人さん

できあがったカラフルな
こんぺい糖

●おもしろお菓子生産の課題

社長:「うちの商品の中で“チョコハブラシ”というのがあるんですが、これはあんまり売れても困るんですよ、大量生産できないんで。ウエハースを重ねてハブラシのかたちにしているんですが、これが手作業なんです。機械ではできません。だから限定生産にしているんです。駄菓子の中には他にも大量生産できないものってありますよね。また、流行を追っかけて新しいアイデアの商品を出してヒットすると、よそが真似するんです。似たような商品がいっぱいできてしまう。駄菓子の宿命なんでしょうけど。だから絶えずどんどん新しいものを考えています。」

こんぺい糖の作り方は、うすうすは知っていましたが、実際間近で見てみるとやっぱりフシギです。誰がこの作り方を思いつくんだろうかと感心すると同時に、現在でも1週間の工程を経ないと作ることができないこんぺい糖に、ミソやショウユ造りにも似た伝統の技を連想してしまいました。

(取材日 1998.9.28)


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