
| 明光製菓(株) 名古屋市西区栄生3-8-171 |
ちっちゃなパッケージに丁寧に並んだピンクのこざくら餅は、子供たちからOLのみなさんまでハートをとりこにしてしまいます。今回は、こざくら餅元祖の明光製菓をお訪ねし、2代目の山田清孝さんからお話をお聞きします。 |
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主な商品:こざくら餅、青りんご餅、ミックス餅、フルーツソーダ餅 |
●こざくら餅ときびだんごは兄弟![]() キャラメル記者(以降キャラ):「明光製菓の成り立ちから教えてください」 山田さん:「今はなき佐藤製菓で働いていた父が昭和30年に独立して創業しました。きびだんごを作っている見田製菓さんも元は佐藤製菓さんなので、あちらの「きびだんご」とうちの「こざくら餅」は、味は違いますが作り方は似ていて、兄弟みたいなもんですね。もともとは経木の箱に詰めて、上の部分だけ見えるようにセロファンをかけて売ってましたが、その後、プラスチックになり、現在のパッケージになったのは5年ほど前からです。テープで留める構造なので、中からはみでないように溝をつけたり、いろいろと試行錯誤しながら今の形になりました。よく似た商品は他にもありますが、1個1個がずれないようにくぼみを作って、周囲からもこぼれないように縁をつけたパッケージはウチのオリジナルなんです。つまようじも昔からついています。」 ●原料の秘密は2つのでんぷん 山田さん:「「こざくら餅」の原料は水あめとでんぷん、砂糖に上品な風味付けにもなるトレハロースなどの甘味料、そして食用色素、香料などです。でんぷんは、甘みが強い鹿児島産のさつまいもでんぷんと、サラサラ感のある北海道産のじゃがいもでんぷんを微妙に調合します。1種類のでんぷんではあの味は出せないんですよ。その混ぜ合わせたでんぷんに水を加えて、砂糖、餅粉、食用色素、香料などを合わせてまず3時間半から4時間、釜で炊きます。焦げないように砂糖や水あめを少しづつ加えながらつきっきりで煮込むところは、料理の煮物と同じ要領ですね。夏と冬など季節によって炊く時間や分量は変えます。続いて、板の上に適量を載せて薄くのします。ここで1日ねかします。「こざくら餅」は結構手間のかかる駄菓子なんですよ。1日ねかして落ち着いたら、さらに機械で薄く伸ばして縦、横にカットして四角い状態にまでします。ここまででは、まだ断ち切り後が角張っていて甘みも少ないものです。これを通称“だるま”と呼ぶレボリングパン(回転釜)に入れて乾燥させながら、水あめ、砂糖、でんぷんのりをかけて角を丸く、全体を甘みでコーティングしていきます。これがざっと1時間。これでやっと餅飴のいつものかたちになります。これを外注で手詰めしてひとつのパッケージに縦4個、横3個詰めてつまようじをセットしてできあがり。季節や注文量によって生産量は変わってきますが、今日の場合だとだいたい1日で38万個くらいです。ただ、餅飴は1日ねかす時間が必要ですから、実質昨日からの2日がかりで作るんですよ。今作っているのは明日完成する分というわけです。」 <こざくら餅ができるまで>
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●餅飴はもっちりした飴
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| 工場の作業現場に入ってみて、餅飴の原料の鮮やかな色にびっくり。今では体に悪い色素などは使っていないので、カラフルな色合いだけど安心な食べ物です。昔、規制になる前の色素を使っていたころとは若干製品の色が変わっているそうですが、子どもの頃の記憶と違うなんて気づく人はいるのでしょうか。整然とパッケージにおさまっている様子がかわいらしくて、女の子の駄菓子という気がします。小さな宝石を食べるような気持ちでひとつづつそっと口にいれましょう。間違っても一気にザザッとほおばる駄菓子ではありませんので注意! |
(取材日 2000.7.27) |